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ドバドバ出てくる嫌な汗を抑えよう【多汗症の原因は一つではない】

汗による美容トラブル

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汗が多く出てくる原因

汗は通常は、気温が高い日などに上昇した体温を下げるために、分泌されます。汗が分泌されれば、体内の水分がそれだけ少なくなるので、水分でできている血液の流れもゆっくりとしたものになります。それにより、体温が下がっていくわけです。そして汗は、緊張した時や興奮した時にも出やすくなります。気持ちが昂ることで心臓の鼓動が早くなり、血行が促進され、体温が上昇するからです。そのため気温が高い日でなくても、精神状態によっては、汗が多く分泌されるようになります。そしてその量が多すぎると、多汗症となります。精神の問題が原因となっているわけですから、多汗症の治療は、気持ちを落ち着けるという心理療法でおこなわれます。また、自律神経の乱れも影響しているので、それを整える漢方薬での治療がおこなわれることもあります。さらに、多汗症になると汗の匂いや衣服の黄ばみなど、美容面でのトラブルも生じやすくなります。そのため多汗症の治療は、美容外科でもおこなわれています。美容外科では、原因となっている精神や神経の状態を改善していく治療ではなく、汗の分泌そのものを止めるような治療がおこなわれています。汗が分泌されにくくなれば、汗による美容トラブルは解消されるのです。

汗の分泌を抑える治療

具体的に、美容外科でどのような治療がおこなわれているのかというと、まずはボトックス注射です。ボトックス注射には、アセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑制する効果があります。そもそも汗は、アセチルコリンが分泌されることで神経に情報が伝わり、それが汗腺を刺激するために生じるものなのです。そのためボトックス注射によってアセチルコリンの働きが抑えられれば、汗の分泌も抑えられるわけです。また、汗腺を刺激する神経を物理的にカットするという手術もおこなわれています。神経がカットされれば、アセチルコリンが分泌されても、汗を出すという指令が汗腺には伝わりません。そのためやはり、その後は汗が分泌されにくくなるのです。ボトックス注射の場合は、効果の持続期間が数ヶ月となっています。そのため効果を長続きさせるには、1年に1〜2回の頻度で美容外科に通う必要があります。前回のボトックス注射の効果が切れてしまう前に、追加で注射してもらうわけです。神経をカットする手術の場合は、追加でカットしなくても効果は持続します。しかし全ての神経がカットされるわけではないので、残った神経によって刺激された汗腺からは、汗が分泌されます。それが気になる場合には、残った神経もある程度カットしてもらうことが必要となります。

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